- 2020-07-11(土) 17:32
- お知らせ
結婚相談所でお世話するに当たり日々ジレンマなのが、「本音と建て前」「嘘も方便」の世界です。
「本音」とは自分の価値観に対して偽らない(嘘を言わない)心だと思いますが、ただ本音は、お相手から求められるものとは食い違うことが有ります。そういった時に建設的な意思を付け加えて表現するのが「建前」であると理解しています。建前は自分の本音が言えない一方で、結果的に自身の望む結果が期待できるので婚活にもかなり効果的です。
「嘘も方便」とは、嘘をつくことが悪い事であるのは誰でも分かっていることですが、時と場合によっては嘘をついた方がお互いに幸せになれる、嘘が必要な時があるということであり、婚活に限らず人間社会にはまずもって欠かせないアイテムと言えるのではないでしょうか。
ただ、結婚相談所の信念はあくまでも「偽りのないプロフィールカード」をご提供する事であり、この段階では前述した現実の世界とは裏表の立ち位置に有ります。
但し、お見合いの時や交際に入ってからの人間関係は「本音と建て前」「嘘も方便」を適度に織り交ぜないと上手く行かない場面も結構あります・・・しかしながら全くもって嘘の発言はやはりだめな訳でここのさじ加減が難しいのです。
例えば、お相手から「私はアウトドアよりインドア派ですがあなたは?」と訊かれた時に、もしあなたがアウトドア派だったらなんと答えますか。「私はアウトドア派です」ときっぱり答えますか。それとも「インドア派です」と嘘をつきますか。カウンセラーからのアドバイスとしては「アウトドア・インドアどちらも大好きです」と答えてもらいたいところなのですが、嘘も方便になってしままいますよね。そしてどの回答も結果的に正解が無いのが辛いところです。
つい最近の事例でも、プロポーズを受けた女性が「ありのままの自分を受け入れてもらおう」と思ったのか、過去に「夜のお仕事(アルバイト)」をしていたことをカミングアウトしたそうです。結局お話はお流れになってしまったのですが、過去の話を全て打ち明けるかどうかはあなたのお気持ち次第だと思います。もう少し付け加えるとするなら、過去にご病気をされて今は完治している話を全てお話をしないと嘘つきになるかということです。
お相手にどこまで打ち明けるかはお相手の懐の深さを探る必要もありますが、嘘にならない「本音と建て前」「嘘も方便」を使い分け、言った以上はその信念を貫く覚悟で頑張ってください。
大阪の結婚相談所JBi は細かい事にとらわれない心の豊かなあなたに寄り添いたいと思っております。